home   フリートーク 4◆ラベンダー
 
 
 
ラベンダー

 北海道から綺麗な紫が届きました。この色が欲しかった...っていう感じです。最近はなかなか
この色に出会えません。

 
 毎年作っているのに、飽きずにまた今年も
スティックを作りました。まるで内職。最近は茎を1本取りではなく、2-3本にして大きくしています。何本作ったかなぁ、今までに...まあね、10年以上やってるから、それはかなりの数になってるね。

 
 あっ、小小ったら大ボケ...フレッシュの綺麗な色を写真に撮る前に、みんな使ってしまいました。残ったものもドライにしてしまいました。ラベンダ
ーは
一番初めに知ったハーブとして、香りと共に心に留めておきたいと思っています。

 
 
最近は、4グループに分けられているようです:
 
  
1. スパイカ・ラベンダー・グループ
コモン  イングリッシュ ラベンダーとも呼ばれ、地中海沿岸地方の原産です。寒さには比較的強いのですが、夏の蒸し暑さには弱い性質です。  
 花穂が短く濃い紫色のヒドコート
 花穂の長いロイヤルパープル
 日本ではオカムラサキハナモイワヨウテイ 等
ラバンジン系
 コモンとスパイクの自然or人工交配されたもの。花茎が3本に分かれることが多く、種子が出来ないタイプ。蒸し暑さにはコモンより強く、茂り・育ちが早いです。
 関東地方でよく見かけるグロッソもそれで、プロバンス地方でも多く栽培されています。
その他 スパイク
 暑さに強く、カンファーの香りが強い

スイート
 スパイクとデンタータの交配種で、1m位になり、四季咲き。葉には、デンタータの特徴である鋸歯が、少し見られます。

ウーリー
 白い綿毛の歯が特徴。半耐寒性。雨に弱く、いつの間にかとろけてしまいがち。


2. ストエカス・ラベンダー・グループ
       地中海沿岸からカナリア諸島/アフリカ北部/トルコ/小アジアに分布。特徴はごっちりとした花穂、上部にリボンのようなヒラヒラをつけています。4月には花の盛りになります。
 ポルトガルに自生する種類のことをヴィリディス・ラベンダーといいます。葉は黄緑色、耐寒性はありません。

3. デンタータ・ラベンダー・グループ
           フリンジド・ラベンダー
地中海沿岸地方/アラビアに自生。dentata は「歯のような」の意。葉にギザギザの鋸歯があります。四季咲きですが、あまり耐寒性はありません。
 
 
4. プテロストエカス・ラベンダー・グループ

 プテロは「翼」の意。葉が深く切れ込み、羽のようになっています。
地中海沿岸地方/カナリー諸島/北アフリカ/ポルトガルのマディラ島/アラビアのケープヴァード諸島等に自生。
ピンナータ  ピンナータは「羽のような」の意。シルバーグレーの葉で、四季咲き。日本ではラベンダー・レース or ファーン・ラベンダーとも呼ばれています。
 マルティフィーダ  ピンナータと同様に呼ばれています。西部地中海沿岸に自生。切れ込みの深い葉は緑色で、全体に産毛が生えています。
 カナリー  カナリー諸島に自生。葉は濃い緑で深く切れ込み、毛は無くつやつやしています。
 
 
本
『ラヴェンダーブック』 桐原春子著 ほるぷ出版

種類・使用法等を詳しく知りたい方は、この本をご覧下さい。

 
 
 
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