フリートーク 6◆「資格認定制度」について... |
今回は、お知らせではなく、現在(2000年)の「ジャパン ハーブ ソサエティー」のことです。つきましては、自分のことをきちんとお話しておきたいと思います。小小は入会して10年程でしょうか...まず * ポプリ教室 * 地方のカルチャーセンター ハーブ教室 * NHK文化センター 広田せいこ先生の講座 * ジャパン ハーブ スクール 研究科 というコースまで終了。 その後はいろいろな講習会の助手・単発の講習などをこなして * 足立区青年センター ハーブ教室 ここで独り立ちして教えるようになり * 主婦の友文化センター ハーブ教室 * 通信講座テキスト作成 [現「アイセック国際通信スクール」 ?] * NHK学園 通信講座テキスト作成 現在は添削を担当 その他、近隣の公民館での活動等をしています。 個人名の著作はないですが、たまに名前を連ねさせてもらったり。本屋さんで見かけると、ニタ...なんて、こんなところでしょうか。 |
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このHPをご覧の方で会員の方はいらっしゃるでしょうか? 昨年('99)俄に降って涌いた資格認定制度をご存知でしょうか? これについてアンケートがありました。私は「どうして、こういうことをするのだろう...」と思い、返事を出してみました。「皆も当然、出しているのだろう」と思っていましたが、回答は配布数の1割程度だそうです。ある方に言わせれば「これは、言わば否決されたも同然。資格制度に関して、これ以上話し合う必要はないはず」だそうで、「なるほど、そうだよな」と思ってしまった私です。 さて、どうして資格認定制度なるものを制定しようということになったのか? それが問題です。
でも、会員を増やすことは「資格でなくても、他の手段でいくらでもできる筈ではないか」と思うのです。そして今まで、そういう努力をしていなさ過ぎるのです。それに、まず組織です。今までは「仲良しが集まった」みたいな会で「ハーブの好きな人達が集まっていた」という感じだったのです。ところが徐々にビジネスチャンスの為に入る方も増え、両方のバランスが取れなくなってきているのです。 |
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小小は、そもそもハーブというものが好きで「もっと知りたい」と、ここまできたのです。そして自然に教室を開くようになりました。最近ではいろいろな所で講習も開かれるようになり「自分の出番もこれまでかな」なんて思って、いつ引退してもいいつもりでいるのですが...だから資格なんて必要ないのです。これは精神の問題なんです。学問もしますが、自然との関わりは、やはり心です。技術云々ではないのです。 ある人から言われました「ハーブって、教える人の感性が大事でしょ。それは、資格試験じゃ解らないじゃないですか...何を考えてるんでしょうね」。確かにそうです。それも解らないで、何を 突っ走ろうとしているんでしょうか。ですから、段階をつけるなんて必要ないと思っています。何でもマニュアル化すればいい、というものではないでしょう。世の中マニュアルだらけで、その弊害に気づかないと、マニュアルが無ければ生きていけなくなってしまうのではないでしょうか? 恐ろしいことですよ。 ハーブを1-2年勉強しただけで、何がわかる? 確かに、マニュアルに添って勉強すれば試験には合格するかもしれません。しかし、そこには深みも味もないのではないかと思うのです。そこに深みや味をつけるのは 年月や努力...つまり経験ですよ。いろんなことを体験することで、学習したことの知識も更に深まる訳です。それも無い人達が世の中に出て「私は資格を持っている」と... |
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また、それが罷り通る世の中なのよね。それも良くないでしょ。仕事は自分で勝ち取るものです。例えば、何かの有資格者に負けたとしても、それは仕方のないこと。私だって、いろいろ口惜しい思いをしながら仕事しています。でも、自分の良さを認めてくれる人もいるのです。 「公共の場で、某国営放送の生涯学習検定の資格はとっても価値がある」のだそうです。「その指導をしている」と言うよりも効力があるそうです。初めにお話した通り、私はそれに携わっているのでした。民間のものから比べれば、確かに金額的にも無理はありませんが、ハーブの認定だというのに、添削をしている私には「どういう基準でその認定を出しているのか」知らされていません。 思います、「資格は金で買うものなんだ」。昔、パン教室に随分つぎ込みました。それもお金で資格を買ったのですね。 |
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一体、私は何を言いたいのか、それはハーブ ソサエティーには「資格認定制度」が必要か否か? 会員の方の意見が知りたい...それだけです。
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