home 帰ってくるとまたすぐ行きたくなる◆香港! 5
 

 
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パンダパスのパンフレット
パンダバスのパンフレット
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10回目 夫とシェラトンホテル
2003年1月7-10日


 記念すべき10回目は、正月明けに夫と観光付きのパック旅行です。夫が「パックの方が安いだろ!」と言うもので...確かにそうだけど、私にとってはこういうのはどうでもいい、数に入れたくない旅ですね。


 出発は午後発のフライトでしたが離陸が遅れたので、香港に着いたら12時を過ぎてました。送迎が付いていて良かったかもしれません。翌日は観光で朝から早いので、ホテルに着いたらお風呂に入ってさっさと寝るだけ。ルームサービスが間に合いそうだったので、希望用紙の「お粥」にチェックして朝食を確保。

●胡文虎花園
虎のマークで有名な万能薬「タイガーバーム」で成功した、胡文虎氏(初代会長)が造った庭園

2000年頃に閉鎖されました

 観光バスなんて初回('97年5月)以来です。ただ、今は「タイガーバームガーデン」が無くなってしまって、その分、お寺さんにお参りするコースが含まれているのですね。シルク専門店でついついストールを買ってしまう。宝石工場ではいくら「安いよ!」と言われたところで、手が出ない。漢方薬局も「1回買っただけじゃね〜」と言いつつも、夫が「体の毒素を出す」というのをお試しに買ってみてたけど、それだけ。


 バスの中では、相変わらずガイドさんがお茶や化粧品を売ってるし。「綺麗になるお茶」だって買ってきたお茶は、美味しくなかった。あちこち連れ回されて、解っているけど、買い物をしてる自分に呆れますね。


 お昼に飲茶が付いていたので、食事のこと考えずに済んで助かりましたが、夫はダメなんです...中華といえば「ラーメンに餃子」それで良い人なので、本格中華というものに慣れてなくて「匂いも嫌だ」と言うのです。「どこで食べようか?」と言ったら、「今日は昼食が中華だったから、もういい」と言われ、なんだかショッピングセンター内のカフェみたいな所で夕飯。つまらない...旅行先で食べ物の趣味が違うって、ホントつまらない!


 観光バスで1日中引きずり回され、ちょっとばかり合わない靴を履いていた私は足が痛くて、帰り道は引きずるような歩き方。持参していたティーツリーのお風呂にゆっくり浸かり、足をマッサージして寝たら、翌日は何とか回復して、靴を買わずに済みました。


 3日目の朝食はスタバで、訳も解らず注文。アイスコーヒーとホットコーヒーを頼んだ筈が、アイスしか来なかった。解って貰えなかったみたい。これで、またスタバに入るのにプレッシャーになってしまう。日本でも、スタバでおどおどする私です。自分独りだったら何処でも行くのだけど、夫はどこという宛ても無く、連れ歩く私はとっても面倒。

●MARKS & SPENCER
イギリス最大手の小売業スーパーの1つ







●CHUK YUEN
SEAFOOD
RESTAURANT

席数250
昼夜とも要予約

昼:50-120
香港ドル
 (=約830-1,992円)
夜:200-400
香港ドル
 (=約3,320-6,640円)


●1香港ドル
= 約16.6円
(2003年10月現在)

 キンバリーホテルのお茶屋さんに行くのも億劫になって、セントラルあたりをフラフラして、ランドマークで食事をしようと思ったけど、どこも混んでいて、なんだかピザーラみたいな所に入って寂しい食事。「なんなんだ、もっと他に行く所があるんじゃないの...」などと思ってみても、夫にしたら海外にしかもアジアにやって来たなんて、それだけで精一杯なんだと思うと、その場では何も言えない。夫は2年ほど前に1度、出張で香港に来ている。でも仕事だからね、私のディープな旅とは違うと思う。


 買い物をするでもなく「仕方ない、香港最後の夜だから、ホテルに戻って、今夜くらいはどこかレストランに行こう!」とガイドブックに大きく出ていたレストランに予約の電話を入れてみる。「OK!」


 まだまだ時間があったので、夫をホテルに残し、私は調べておいた近くの馬沙(マークス&スペンサー)に洋服を買いに走る。何のためって、このために私は来たのよ!セールの印が一杯だ。カットソーにスカート数点の買い物をしてホテルに戻る。


 さて夕飯のレストランの大体の場所は解るけど、地図とにらめっこ。「竹園海鮮飯店」はガイドブックにも大きく載ってたしクーポンも付いていたので、お手頃だろうと行ってみたけど、なんだ、日本人ばっかり。次々来るお客さんは皆、日本人でした。そんなものだね、日本語で予約ができたのだから。ロブスターのチーズ焼きが名物らしくてそのセットにしたけど、なんか今イチで私にはしつこかった。夫は残さず食べていたから、まあ良かったのだろう。


 帰国日は朝が早いから、ホテルに戻って荷造りして、さっさと寝る。どんなであろうと香港だ。香港にいるだけで、嬉しかった。


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ビクトリア・ピークにて
ビクトリア・ピークにて
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11回目 独りでコンラッドインターナショナル
2003年8月26-28日



 既に10回も行ってしまったけど、全く独りは初めて。ベトナムに行く前にストップオーバーという形をとって、2日間だけ滞在した。午前便で出発。今回は送迎をつけていないので、自分でホテルまで行かなければならない。解っているようで「どうかな、独りだし」と、ちょっと弱気。


 ホテルに関しても「どうしよう」と迷ったが、幸いシングルでもツインでも同料金だったコンラッドに。以前に1度宿泊していて、とても便利でお気に入りとなっていたので、セキュリティー面も考えて、ベストと思ってちょっと高かったけど、大当たり! 空港から、エアポートエクスプレスに乗って香港駅まで行き、そこから無料シャトルバスに乗り込みホテルへ。「あぁ、独りでも大丈夫だ!」ホテルに着いて、ほっとした。


 「さて、何から始めよう?」ホテルの部屋で荷物を開けながら私は思った。まず、パンダバスに電話して予約の確認。待ち合わせ場所の変更。なぜなら、指定の場所がとても行きにくかったので、「九龍のカオルーンホテルの方がよい」と伝えておきたかったから。


 そして、まず馬沙(マークス&スペンサー)で服を買わなくちゃ。今回はそのつもりで着替えが少ない。私はこれからホーチミンに8泊するのだから。そうして、パシフィックプレイスの馬沙に出かけ、スカート・ジーンズ・Tシャツ等を買いこんで部屋に戻る。


 着替えて九龍に向けて出発、カオルーンホテルへ。独りなので夕飯も寂しいと思い、パンダバスの「夕飯付きコース」に、日本からインターネットで申し込みしておいた。たった独りで大型バスに乗せられ、他のホテルへ移動。グランスタンフォードでは、福岡から来た5人家族が待っていた。


 今晩のツアーは私を含め6人で、ガイドさん付き。何度も行ってるけど、ビクトリアピークへ行って夜景を観て、それから庶民風の広東料理のレストランで食事。結構楽しかった。一緒になった家族とも打ち解け、一番小さな子が興味津々、私に色々と訊いてくる。独りではこんな種類の食事はできないし、ビクトリアピークは見飽きてたけど、良かった。最後に夜店みたいな所も回って、ホテルまで送ってくれて、初日は盛り沢山、「こうでなくちゃ」というくらいの半日でした。

文武廟
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文武廟
Man Mo Temple

1840年代に建立されたといわれる最古の道教寺院

文の神様の文昌帝と武の神様の関帝(三国志に登場する関羽)が祀れています

文昌帝は公務員、関帝は警察官の守護神として崇められています



●キャットストリート
摩羅上街
Upper lascar Row(英)

元々は摩羅(インド人)の宿舎があったようです

中国では、盗品やガラクタを「ねずみの品物」と言い、そのねずみの品を物色する姿を見た西洋人が猫を引き合いに出し、
この名がついたそうです

 2日目、朝9時20分に隣のホテルで、今度は「下町散策のツアー」の待ち合わせ。その前「フードコートで朝食を」と思ったのに、部屋のキー(カード式)を失くしたようで探して、食事をする時間が無かった。「キーを失くした」とフロントに言って、新しく作って貰って、ホッとする。


 隣のJWマリオットホテルのロビーでガイドさんと落ち合い、目的地までバスで。お客は私だけ。暑い中、下町を散策。上環からちょっと歩いた所にあるお寺「文武廟(マンモウミウ)」、骨董品のキャットストリート、中国茶の店で中国茶の試飲、香港の駄菓子屋さんで試食...と色々な所を歩いた。


 少し早い時間に飲茶(12時を過ぎると料金が高くなるので安い時間帯に来るらしい)、ガイドさんが色々と注文してくれた。乾物通りというのがあって、私の目的はそこで干し貝柱と干しエビを買うこと。1キロずつ買ってみました。上環の駅で解散。私はとりあえずホテルに戻り、休憩。昨日買ったジーンズがゆるかったので、馬沙に取り替えに行って、別のジーンズにした。


 さて、モンコックに行こう!明星グッズの店のある信和中心(シノセンター)へ。カレンダーや携帯ストラップ等を買って、友人のお気に入りの金城武のも。あとは明るい女人街を散策。「なーんちゃって」の店がどこだったのか解らないし、ただ見るだけで通り過ぎる。香港島に戻って、コーズウェーベイの三越に行ってみる。ここにはラルフローレンが入っていて「何かないかな」と見てみる。セールになっていたコットンの長袖セーターを買う。


 タイムズスクエアのスーパーに寄ってみる。最近、日本でもJRのカード「suica」でコンビにで買い物ができるというが、こちらのオクトパスもスーパーで買い物が出来る。マンゴスチンが美味しそうだったので、私はオクトパスで買い物をした。楽しい!


 夕飯はスーパーの中のカフェで済ませ、金鐘(アドミラリティー)に戻った。TVを観て、本を読んで、2日目を終える。

●Festival Walk
'98年、九龍塘にオープンした郊外型巨大ショッピングセンター

200軒以上の店が建ち並ぶ

 さて3日目、ホーチミンに発つ日。フライトは夜10時過ぎで、まるまる1日の時間がある。まずフードコートで朝食。部屋に戻り荷物を整理。10時前にチェックアウトして、荷物だけ預かって貰う。荷物を持ってくれたベルボーイは少し日本語が解った。彼にチップを渡し、空港までのリムジンバスを頼んだ。100香港ドル(=約1,660円) 。


 さて、時間まで私はどうしよう? ちゃんと計画はありました。九龍塘にある「又一城商場(フェスティバルウォーク)」という大きなショッピングセンター内にある映画館で、映画を観よう!何をやっているかは、行ってのお楽しみ。本来はパシフィックプレイスにある映画館でもよかったのだけれど、観たいものが無かったので、ここにした。シネコンで、映画を沢山やっている。


 まず香港映画、こてこてのコメディーを1本、次に休憩を挟んで洋画。チケットを2枚も買ってしまった。1本目の香港映画が意外に面白く、意味の解らない私でも、香港人と同じところで笑いが出る。英語と中国語の字幕ですが、そんなものは追っていられない。館内はとっても寒かった。冷房が効き過ぎ。1本目が終わって、下の階にあるエスプリに行って、ジャージの上着を買う。これで2本目も大丈夫!

『恋は邪魔者』パンフ
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●『恋は邪魔者

"Down with love"
ペイトン・リード監督
2003年

「女に恋は必要ない!」と謳う本『恋は邪魔者』を執筆し、一躍、時の人となったバーバラ。

この本のお陰でプレイボーイを廃業に追い込まれた記者キャッチャーは、彼女に恋の罠を仕掛け「彼女の主張は嘘だ」と暴露しようとしますが...

 昼食はヘンな日本食レストランで、うどんセットを食べた。やっぱり香港で日本食店には入るべきじゃなかった。日本人には合わない味だった。


 2本目の洋画は、ユアン・マクレガーとレニー・ゼルヴィガーの
『恋は邪魔者』。これも軽いタッチで面白かった。日本で観に行く暇が無かったので、香港で観ておいて良かった。


 買い物は特に無いけど、適当に見て回って、パシフィックプレイスに戻る。まだ時間は沢山あるのでそこも回って、休憩していた傍のバックと靴の店がとても可愛いのに気がついた。入ってみると「セール」! シュマリで売っても私が使っても良いから、とバッグを1個買う。


 そろそろ時間、預けておいた荷物を引き取り「xx時にバスの予定」と話すと、「呼ぶまで待ってて」と言われてロビーで暫く待っていた。呼ばれて行ってみる。バスなんてはどこにもいない。「あれ?」と見たら、私の荷物を乗用車に積んでいる。ベンツだ!これはサービスなのか、手違いなのか、私は100香港ドル
(=約1,660円)で、空港までベンツで送って貰っちゃった。


 独りの香港は盛り沢山で、最後まで楽しくゴージャスでした。空港で食事して、ホーチミンへ旅立ったのでした。まだまだ行きたい香港です。次はいつになるだろう...


(2004/5/4)
真●小小 ▲画面上へ
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