|
◆くさい? 「ハーブ、ハーブというけれど、一体何なの?」と思われる方、いらっしゃるでしょうか。「臭い」というイメージがありますよね。確かにそうですが、うまく使えば臭いもウマイ!に変わるのです。 近年「ハーブ料理」という言葉をよく見聞きしますが、それって何でしょう? 葉が山ほどの料理? ではなくてハーブを使っている料理のことでしょう。仲間や私は「使った料理」に拘って、決して「ハーブ料理」とは言わないようにしています。 ハーブは、一般には表に出て主張するものではありません。お芝居で例えるなら、主役ではなく脇役なのですよ。主役を引き立たせるのも、脇役次第。上手に使うことで、主なる食材が活きるのです。 しかし、ハーブを使うということに関してまだ馴染みの薄い我が国では「全面に出しておけば、それがハーブの料理」という運びになり、(昔の話ですが)サラダで喉につかえそうな葉が山盛り出てきたり...主役と勘違いしてしまったのですね。ハーブはヨーロッパに限らず、全世界の食卓を賑わせています。小小の好きなアジアでも、いっぱい使っています。国によって、色々と違うのです... |
◆実はあの葉が ベトナムへは、ただ「あの料理が食べてみたい」というだけで行ったので、食に関しては解ってきました。が、観光はしたことがない自分... いつも市場を歩いていますが、この国にもハーブがいっぱい。ヨーロッパとは異なり、こちらでは大切な野菜、主に食べるために使われます。ミントもデイルもフェンネルも、ドクダミでさえ、ナマでむしゃむしゃ。サラダには欠かせません。 「ベトナム料理 = 生春巻」と思われる方も多いでしょう。実はこの生春巻、香菜ではなくドクダミの葉が入っています (流石にシュマリでは入れていません...)。初めは飲み込むようにして食べた小小ですが、2度目に訪れた時は、ドクダミが入っていないと何か物足りないような気がしました。日本には無い、ドクダミよりも香菜よりも、もっと強い匂いの葉もあり「こういうものを毎日食べていたら元気になるだろうなぁ」と感じました。 |