home   フリートーク 3ベトナム料理に恋をした...みたい
 
 
 
ホテルの朝食
ホテルの朝食

 料理が食べたくてベトナムまで行ってしまった...考えてみれば、日本にもこの店はあるのにね。知っている料理って「生春巻」「フォー」ぐらい、あとは知りませんでした。きっとレストランに通っている人の方が色々ご存知かもしれませんね。いきなり「ベトナム」って誰が考えてもおかしい、かもしれない。でも、あの時は「行く」しか考えられなかったのよ...後で考えると「よく、そんなパワーがあったな」って思うことありませんか? 正にそれですね。そして
ホーチミンに降り立ったのでした。


 関西空港から飛行機が出ているので「羽田 >>> 関空 >>> ホーチミン」という経路。他には香港経由/バンコク経由等もあるけど、時間がたっぷりあるなら是非、
香港経由で行きたいものですね(なんで? アハハ!)


 ベトナムまで来て、料理... どんなものなんだろう? 期待と不安... さてさて、朝8時にお迎えが来て市場に行きます。どんな所なんだろう...ワクワクです。若い現地の女の子(通訳)と日本人スタッフがやって来ました。通訳の女の子はリンちゃん、スタッフは1ヶ月ほど前に来たばかりの井出さん。リンちゃんは日本語を勉強していて、旅行社で通訳のアルバイト。井出さんはベトナムが好きで来てしまった人で、ただ今単身赴任中、ご主人も4月になれば来るそうです。彼は日本語学校の事務の仕事が決まっているそうです。

 
生春巻
生春巻

 まず、
生春巻の皮を売っている所へ。生春巻の皮はとっても薄いです。日本のものと違います。本当紙みたい。正に、ライスペーパーです。安い! 日本円でいえば、1束25枚で70円ぐらい。ホント、物価が安いよね。通貨はドン (約131ドン=1円 2003年6月現在)つまり7000ドン。ちょっと頭が慣れないと「何? すごく高い...」と思うけど、ゼロを2つ取ってみると金額が解ります。硬貨は無くてお札ばかり。50$をドンに替えて、4日間は殆ど間に合ってしまう。普段、こんなにドンを持ってる人はいないと思う。財布に入りきれない札束、すっごい金持ちになった気分なんだけど、6,000円位なのね。生春巻に巻き込むのは...

 
 * モヤシ
 * ビーフン
 * ミント
 * 紫蘇
 * 春菊
 * ドクダミ
 * 豚肉
 * 海老
 * 韮


 
 ヌクマムダレ(魚を発酵させて作った醤油のようなもの)で食べることが多いと思うのですが、教えてくれたハンさんは「味噌ダレが一番おいしい」と言っていました。ホントにおいしいの...感激でした。ヌクマムは嗅ぐと魚の腐ったような、ムッとする匂いですが、料理に使うととても風味がよく、この頃は炒め物などにも使うようになって、小さい瓶ではすぐに無くなってしまいます。塩気が強いので、使い過ぎには注意したほうがいいみたいです。

 
 ベトナムの人は、よく胡椒を使います。リンちゃんに「そんなに好き?」と尋ねると「コソウ(=胡椒)はいい香りでしょ...」と言ってました。料理は初めから辛く作るものは少なく、食べるタレに唐辛子や胡椒を入れたりして、調節します。

 
 肉や魚、全て台の上にポンと置いてあったり吊るしてあったり、すごい光景ですよ。頭付きのエビがいっぱいある...日本だと頭を取ってしまったものばかりで、なかなかお目にかかれないけど、ここにはいっぱい。野菜も沢山、積まれています。その中から、

 
 * モヤシ

 * 韮
 * ミント
 * ドクダミ
 * 紫蘇

 
を買いました。ドクダミが束で売ってる! そんな...信じられない。でもね、ミントもドクダミも、ここでは野菜として食べるのですよ。


 
豚肉のバラブロックを買いました。これを一度茹でこぼしただけで使います。脂っぽくないのかしら...日本の豚さんだったら、絶対ダメ。ところが、ベトナムの豚さんの脂肪は締っているというのか、脂っぽくないの。余程走り回っているのかな、そんなことを思ったりして。

 
サンドイッチ サンドイッチ
「フランスパンに色々挟み込む
サンドイッチは、怖くて買えなかった」という話を聞いていて、「どんなものだろうか...」と思っていました。それぞれ違いますけど、大体が

 
 * 大根
 * 人参の漬物
 * 胡瓜
 * コリアンダー

 
 等の野菜を挟み、そこに何種類かのベトナムのハム(ちょっと薩摩揚みたいに見えてしまった)、仕上げにヌクマムとコショウを振り掛けるのです。買って食べました。
1本が30cmはあります。パンは周りがカリっとしているのに中はフワフワで食べ易いです。お腹もこわさなかったし、見た目よりおいしかったです。これがなんと5000ドン(50円)なんですね。なんて安いんだろうね。


 ベトナムと
いったら屋台です。朝から屋台でご飯を食べてます。で、やっぱり食べたいのはフォーですね。「ベトナムのうどん」といったところでしょうか。幅の広いビーフンにあっさりスープ、フォーは


 * 野菜
 *
 * レバー
 * 魚介


 と、様々な物が入っています。「この小さな丼の中に栄養はしっかり詰まっているんだなぁ」と、改めてその凄さを感じました。すごいよ、屋台は炭火です。
お風呂で座るみたいな低い椅子に、座って食べるのです。「こっちに座って」、ちゃんと用意してくれるの。そして低い椅子に座ると、一般の人達の生活が見えるような気がしました。その目の高さで皆、食事してるのだものね。映画の中の美しい世界しか知らなかったけど、生のベトナムに触れることができたような気になりました。


 
 
 
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